そろそろ模試が増えると思うので
こんにちは。少人数ではあるものの来月にやっと大学での新入生歓迎会的なものが開催されることになり、どんな自己紹介をしようか悩んでいるチューターです。受験生はそろそろ学校のイベントも終わり、後は模試とプレテストを繰り返す毎日という状態だと思います。模試だらけの生活はきついとは思いますが、だからこそその模試を最大限に有効活用しなければなりません。せっかく一日使って大変なことしたのに特に意味はなかったなんてことがあったらそれこそ時間と体力の無駄です。今回はそんな模試の有効活用について個人的な一例を紹介したいと思います。
まず模試を受けないと出来ないこととはなんでしょうか?合否判定が出される、自分の立場が分かるなどたくさんあると思いますが、私は模試独特のアウェー感を感じることだと思います。普段勉強している場所は普段から利用しているので場所慣れしてしまったり、周りの人は知った顔だったりします。ですので本番と同じ環境で過去問を解こうとしても緊張感を出すのが難しくなってしまいます。しかし校外模試の場合、知らない場所で知らない人に囲まれた状態で問題を解く必要があります。このアウェー感は模試でないとなかなか感じることは出来ないのではないでしょうか。そしてこの環境の中で本来の力を発揮する能力も受験に必要なスキルです。これを磨くまたは確かめることが出来るのは模試だけなのではないのでしょうか。
次に模試が終わった後です。受験生は学校の人などから鬱陶しいと思うくらいこんなことを言われていると思います、模試の復習をしろと。ですがこれは私も言います。模試の復習はしたほうがいいです。例年だと「本番に似たような問題が出るかもしれないから」といった理由があるのですが今年は例年とはだいぶかけ離れているのであまりこのようなことはいえないかもしれません。しかし本番に一番似た雰囲気の問題は模試から得られると思います。共通テストは初めてなので、共通テストの対策が十分な参考書などは少ないと思います。せっかくの数少ない共通テストの対策をしている問題集なのですから使っておいたほうがいいと思います。
次に結果が返ってきたときです。結果が返ってきたとき、まず始めに確認すべきは、個人的には点数だと思います。以前行った自己採点と実際の点数を比較して、間違いはないのか、あった場合はどの科目でどれくらいの誤差であったのか確認することが必要だと思います。本番は自己採点を頼りに志望校を決めなければなりません。ですので自分の自己採点の信憑性はどれくらいのものなのかを知っておく必要があります。自分の自己採点は実際より高くなることがい多いのか、はたまた低くなることが多いのか、数点の誤差で収まることが多いのか、大きくずれることもあるのか(大きくずれるのはまずいとは思いますが...)、これらを知っておくことで志望校選択で事故が起こらないようにすることが大事だと思うのです。
最後に合否判定についてです。気にするなといわれてもやはり気になってしまうこのアルファベットです。これはモチベーションにつなげられるのなら気にしてもいいと思います。受験生にとって警戒しなければならないのはモチベーションの低下です。E判定を取って落ち込んでしまったり、逆にA判定を取って油断してしまったりすると周囲は勉強しているのに自分だけ勉強していない状態が発生してしまいます。これでは敵に遅れを取ってしまいます。ですが自身の合否判定による危機感または優越感で勉強に集中できるのであれば、それは受験生にとってプラスになります。ですので気にするのには条件があります。満足しない判定を取ってしまうと落ち込んでしまう人に少し救いとなるかもしれないことを言うと、冬ギリギリまでD判定でも場合によっては合格できます。思ったよりいます。だからといってDでも大丈夫というわけでもありませんが、一人で悩みこんでしまうほど落ち込む必要もないと思います。
いかがでしたでしょうか。これらは一例なのでほかにもこれらよりもっと有効な手段もあると思います。せっかくの模試なのですから使えるものはすべて使ってしまいましょう。
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