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大学生の情報リテラシー

2025年度入試から国公立大学入試において、共通テストの「情報」が課されると発表がありました。プログラミングやデータサイエンス能力など今まで問われることのなかった力が必要になります。また、大学生になると今まで以上にICT機器を使う機会が増え、それらを使いこなす能力が求められます。今を生きる大学生はどのような「情報リテラシー」を身に着けていなければならないのでしょうか。

大学生は授業についての掲示やレジュメなどを大学が運営するウェブサイトから手に入れたり、ワープロソフトなどで作成したレポートを教員あてのメールやウェブサイトで提出するなど、単位を取得するためにも最低限のICTの素養は必要です。レポートを提出する際、「pdf形式で提出」といった指示がなされることがありますが、何のことかわからないと戸惑ってしまいます。

特にコロナ禍の中では、オンライン授業といって各々のパソコンから授業に参加することも何度もあります。英語のスピーキングの授業だと、ZOOMの画面共有機能やリアクション機能などを使用したりと慣れないことも多いでしょう。

さらに、理系学生に限らず文系学生にも基礎的なプログラミングの授業や情報活用の授業が一般教養の科目として開講され、場合によっては必修科目として履修する必要があります。例えば、一般教養の科目として人工知能に関する講義やJAVAをもちいたプログラミング、さらにTEXやHTMLを使う演習の講義も開講されている大学もあります。これらの講義は、学部問わず多くの学生や留学生も受けています。

これらのように、高校生とは比べ物にならないほど授業の中でパソコンに触れるようになります。高校によっては「学校でのスマホの使用は禁止」などといった校則があり、情報メディア機器が忌避される風潮がありますが、大学にはそのような規則はなく、むしろ講義の中でスマホを用いる場合もあります。高校生のみなさんも高校と大学でこのようなギャップがあることも知っておきましょう。

大学受験のみならず、大学教育を受け、情報化社会で生きていくうえでも、高校での「情報」という科目は重要なものになることでしょう。

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