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0で割れない理由

 こんにちは。突然ですが、皆さんの中で公式や定理をただ暗記しているだけという人はいませんか?公式を仕組みから理解すると言ってしまうととても難しいことをしているような雰囲気になってしまいますが、案外簡単に証明できてしまうこともあります。二次試験などで目にする難しい問題の中には受験生なら知っているような公式の「仕組み」を応用して解く問題もありますし、難関大学でなくても受験では公式を証明させる問題が出ることがありますので、これをできるようになると解ける問題をかなり増やすことが出来ます。

 そこで今回は箸休めも兼ねて0で割れない理由についてざっくりと紹介したいと思います。地域によっては小学校の教科書にも載ってるらしいので簡単に理解できると思います。これは公式ではありませんが、これを契機に普段暗記して使っている公式の理解や証明などに興味をもってもらえたらと思います。

 0で割れない理由、それを考えるためにまず割り算とはなんなのかを考えます。Wikiで割り算の定義を調べるとなにやら堅苦しいことが書いてありますが、これを一言で表すと「逆数で掛け算をする」という意味になります。つまり逆数で掛けることを我々は割り算と言っているのです。この定義に従うと0で割るという行為は、0の逆数で掛けるという意味になります。0の逆数ということは、0にそれを掛けて1になる必要があるわけですが、0に何を掛けても0にしかならないのは知っていると思います。0に掛けて1となる数字は存在しない、つまり0の逆数は存在しないのです。0の逆数がないのであれば当然0の逆数で掛けることも出来ませんので、0で割ることはできないという結果が導かれます。

 いかがでしたでしょうか。今回は公式ではありませんでしたがこのような感じで公式や定理への理解を深めていくと受験で役立つだけでなく、勉強に対する意欲も少しは湧くと思います。理由が分からないものを暗記するのは辛いと思いますので、初めて出会う公式に対してその理由を求めてみるといいかもしれません。

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