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解法をたくさん見つけられる利点

 こんにちは。特になにをしたわけでもなかった夏休みが終わろうとしているチューターです。突然ですが立式や途中計算について考えたことはありますか?簡単な計算問題などでは正しい式が一通りであることもありますが受験問題だと正しい式が数種類ある場合もあります。たとえ解けた問題であったとしても解答には別の式が載っていることもありますよね。そこで今回はひとつの問題に対していくつかの解法を見つけるのに慣れたほうがいいよという話をしたいと思います。


 最初の理由は、マーク式や穴埋め問題を解く際に実感すると思います。これらのような形式は出題者が提示した方向に従って進むRPG(レールプレイングゲーム)ですので、自己流が通用しないことがたくさんあります。ですので1種類の自分の解き方しか知らない人はもしその解き方が問題のレールと違っていた場合詰みます。このことから、一つの問題に対して、いくつかの解法を見つけるのに慣れたほうがいいと言えます。


 次の理由は、記述問題で計算が遅い人ほど実感できると思います。計算が遅い人は計算が速い人よりも不利だと思っている人はいませんか?確かに残念ながら不利ではあるのですが、これは巻き返すことが出来ます。普段計算は速く、問題の解き方はわかるのに時間が足りなくなっている人を見かけた経験があると思います。これとは対照的に、普段計算は遅いのにテストになるとすぐに最後まで解ききっている人を見たこともあると思います。この人たちの違いはなんでしょうか。それはそもそもの計算量の違いです。記述問題はスタートからゴールまでの道筋を自分で探さなくてはならないRPG(ロールプレイングゲーム)ですので、この道筋選びで相手と差をつけることができるようになっています。つまり早く解けた人はここでなるべく計算量の少ない、または計算の負担が小さい道筋を見つけているのです。これを実行するためには一つの問題に対していくつかの解法を見つけられるようになる必要があります。しかし見つけるのに時間をかけているのでは時間は短くなりません。周りと同等、またはそれ以上の速さで見つけなければなりません。そしてこれは慣れの為せる技であります。ですのでこのようなことに慣れておく必要があるのです。


 これらのことから、一つの問題に対していくつかの解法を見つけることに慣れたほうがいいと思います。「そんなの習得できねぇよ」と思う人もいると思います。ですが私は、幼いころからそろばんをやっていた人たちに計算速度で勝つようにがんばるよりも楽だと思います。また、これらの能力は受験勉強を通して少しづつ得られるとも思いますし将来的にも使える能力だと思います。ですので普段の勉強の中でこのことを意識してみてはいかがでしょうか。










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